こちらの物件は築約35年の和型(日本瓦)の屋根。数度の修理跡も見受けられる屋根でしたが、ご自宅を耐震化するタイミングで「屋根も軽くしたい」とのご要望により、和型を降ろしてカラーベストをご提案させていただきました。

「屋根を軽くする」=耐震化は間違いではありませんが、焼き瓦が持つ特性も同時に廃棄することになりますので、その辺もじっくり時間を掛けて説明させていただきました。

当社はお客様第一主義ですので、先ずはお客様ご自身のご要望、ご希望、不明点をお聞きするところから打ち合わせが始まります。
当社側から「こうした方がいい」「こうされた方がいい」とご提案さし上げるのは、お客様へのヒヤリングの後です。
もちろん「素人ですのでルーフワークスさんにお任せします」と言ってくださる場合には、予算に応じてお客様のご自宅のデザインや景観を損なわないようなご提案もさせていただいております。

幾度かのメンテナンスをしていますので、現時点では問題ありません。

既存の屋根材が和型ですので、ルーフィング(下葺き)からやり直して防水性能を上げる葺き直し工事ありますが、ご要望自体が「屋根を軽くしたい」とのことでしたので、まだまだ現役でいられるであろう瓦達ですが泣く泣く廃棄処分となりました。

瓦を全て降ろして下葺き材が見えてきましたが、雨漏りや雨染み等は見当たりません。
ここに野地板を増し張りしていきますので、瓦の破片や埃を綺麗に掃除していきます。

瓦からカラーベストへの葺き替えということですので、換気棟もご提案させていただきました。
少し大きめの開口になっているところが小屋裏の熱気を逃がすための換気口です。
当社では換気棟設置を標準工事としてご提案させていただいております。スレート屋根材はただでさえ熱を逃せずに内部に熱を伝えやすいので、換気棟は必ず設置していただきたいと思います。

野地板の切りカスやゴミを再度掃除してルーフィング(下葺き)工事をしていきます。

4人の職人で作業。14:30くらいにはルーフィング完了です。これで突然のゲリラ豪雨でも問題ありません。
屋根のリフォームは時間との勝負ですので、可能な限り作業を進めていかなければ急な天気の悪化に対応できなくなります。
ルーフィングまで完了しますと一堂も安堵の表情になります。ここまでが重労働ですのでかなり疲弊感でいっぱいになります。

前日に新規の屋根材を荷揚げしておき、2人の職人で一日で仕上げました。
お客様にお選びいただいた新しい屋根材は、コロニアルグランデグラッサのファジーオレンジ。
あまり使用しない色ですがなかなかの高級感ですね。実際にコロニアルシリーズの中では価格が少し高い製品ですし、板金も特注で色を合わせましたのですごく綺麗な屋根に仕上がりました。

お客様の声

アンケート

画像クリックで拡大