お客様へ3つの想い
1・品質への想い
住宅は一生の買い物と言われるほど高価なもの
住宅は一生の買い物と言われるほど高価なものです。
創業の歴史ある地域に根ざした工務店や大工さんに対する絶大な安心信用信頼が窺えます。構造上、デザイン、仕上げ材等々がパターン化されていて、自由度が低いというのも、こだわりを求める唯一無二の夢のマイホームを望むお施主様には不向きな面もあります。
大手ハウスメーカーは全国規模で言いますと、各県に開設されていないのもシェア率で劣る理由の1つかもしれませんが、このハウスメーカーのシェア率は首都圏においては30%超に跳ね上がります。
ハウスメーカーは検査が厳しく、元請け管理がクオリティーを保つ
ハウスメーカーというのは、ブランド力、広告による認知度、元々グループ会社の一社ということが多く、その資本力と人材力を活かし、災害時には全国の支店から復旧スタッフが早めに現地入りすることになっており、そのスピード感は先の大震災でも目を見張るものがありました。
そして欠かせないのが高い水準での一定のクオリティー保持だと個人的には感じています。例えばA社というハウスメーカーがあったとします。1つの指針として独自のマニュアルがあります。
これはA社◯◯支店の大工さんが他支店の新築物件を手掛けても独自マニュアルがありますので、その通りに施工すればどこで建てようが一定の同じクオリティーの建物を提供できるようになっています。
これは屋根職人でも同じでして、「明日から●●地方の▲▲支店に応援で出張してください」と依頼されても、初めて会う現地の職人と何も戸惑うことなく同じ施工方法を共有できます。
大工さんや他の職方も「技術の差」や「経験の差」を埋めるために、できるものは全て工場で加工して現場に持って行って組み立てるだけにすれば「その差」は埋められますし、一定のクオリティーを保つためにマニュアルを守っているかを定期的に検査する部署もあります。
一定のクオリティーを全国規模で保っていくための厳しい検査。マニュアルを守っていなければやり直しですし、ハウスメーカーによっては施工毎の写真提出を義務付けしています。技術を持っているのはもはや当たり前であり、その上で様々な管理やルール事を現場の職人に徹底させています。
「俺流」は通じない。それがハウスメーカーです。
厳しい検査をクリアしてきた職人仕事に想いを載せて技術を提供します
私はそんなハウスメーカーの屋根施工をメインに20年続けてきました。
当社の屋根のリフォームにおいては、ハウスメーカーで培った高い水準での一定のクオリティーでお客様のご要望を叶えます。使用する全ての材料、職人は共通の施工方法を着実に実施。全てはハウスメーカーと同等クラスなのに小さな会社だから実現できる安心の価格。
安かろう悪かろうは許されません。
2・価格への想い
ルーフワークスにご依頼いただいたお客様には他社さんにも相見積もりを取ってみてくださいとアドバイスさせていただいております。当社がお客様を選ぶ権利はありませんが、お客様にはその権利が当然のごとくございます。
屋根のリフォームを考えた時に「地元川崎の業者だから!」「サイトに表示されていた価格が安かったから」等々様々な理由で、当社に現場調査とお見積書作成を依頼していただけるのは大変光栄ですし、嬉しく感じないわけはございません。しかしながらお客様がどこに重きを置くかで業者選びというのは変わってくると私は思います。
お客様が重要視されているのは価格?仕上がり具合?
例えばプロの職人から見て屋根のリフォームの仕上がり具合を点数に表すとしましょう。その最高点を10点とします。
A社:材料は最高級品で高性能、職人は日本全国でもトップクラスの人を集めて、仕上がり具合はケチの付けようもなく最高点の10点。いたせりつくせりで総額100万円。(価格は仮定です)
B社:材料は最高級品で高性能ですが、職人はトップクラスと比較しますと少し見劣りBクラスで、仕上がり具合は8点。価格は少し安く90万円。
C社:材料は最高級品ではないけれど防水性能は雨漏りの心配なく、職人は可もなく不可もなく、仕上がり具合は6点。価格は更に安い80万円。
D社:材料は下のグレードで防水性能も”多分”問題なく、職人は見た感じ経験と自信が無さそうな職人、仕上がり具合は5点。グレードの低い材料仕入れと職人の手間賃共に安いのか、工事総額75万円。
わかりやすいように少し極端な例えにしましたが、お客様ならばA〜D社のどの施工店に工事を依頼しますか?やはり夢のマイホームですし、長い間ご自宅で住まわれるという前提で普通に考えれば、大体のお客様はD社には発注しずらいと思います。では全てのお客様がA〜C社しか選択しないかと言えばそんなことはなく、お客様の経済状況やご自宅に住む期間が決まっていて、お金をあまり掛けたくないというお客様はD社選択というのもあります。実際にD社選択というお客様は経験上いらっしゃいました。
A〜D社の例えで当社が皆様に発信したいのは仕上がり具合と価格です。
最初に言いましたが”プロの職人”から見てというのが前提の点数です。しかしほとんどのお客様はプロではなく素人です。
私の経験上ですが”プロの職人”から見て5点という点数はあっても、”素人”から見て5点という業者はあり得ないのです。しかもプロの職人から見て5点を付けるというのも、前面道路や玄関から「パッ」と見るだけではなく、屋根に上がって施工具合を確り見るという前提です。(カラーベストや板金屋根材の場合)
もっと言いますと既存の屋根を剥いたり、各所を測ったりと決して見られたくない角度から見るということが大前提で5点を付けれます。10点と8点の点差は言わば各々の職人のこだわりや、それこそ可視化しずらい技術と経験の差だと思います。
A社は10点で100万円、B社は8点で90万円。その価格差を物ともしない経済状況のお客様は間違いなくA社をおすすめいたします。ですがどうでしょう?
屋根は雨漏りしなければ良いのでは?
格差広がる現代において10万円の価格差をヨシとするくらいに、ご自宅の屋根にこだわりはありますでしょうか?屋根はどんな屋根材が使われてますでしょうか?色は?自宅の大まかなレイアウト、フローリング材やドアの色、キッチンの形、それは「パッ」と聞かれてもお答えできると思いますが、では屋根はどうでしょうか?換気棟は付いてますか?雪止めは設置して隣近所に配慮してますでしょうか?
今、この文章を見ていただいているお客様だけではありません。経験上で恐縮ですが詳細をお答えできるお客様は稀です。屋根に課せられた役目。それは雨が絶対に漏らない、地震や台風の影響で屋根に不具合が起きないことです。前者はご自宅の部屋内に、後者は隣家やお向かいの御宅に多大な損害を与える可能性があります。
「屋根は雨漏りしなければ良いのでは?」と私は何回も何人ものお客様にそう言われました。この仕事に携わっている者としては残念ですが。それならば…
可能な限りお手頃価格で提供できる会社を目指します
当社は日本トップクラスの称号はありませんので、可能な限りお手頃価格で提供できる会社を目指します。「当社は日本でトップクラスの職人を揃えて、使用材は国内最高級品、雨漏りが起こるような仕事は一切しません!」というA社工事総額100万円より、「当社は日本でトップクラスの職人を揃えているとは言えませんが、使用材は”お客様の予算が許すのならば”国内最高級品で高性能を取り揃え、雨漏りが起こるような仕事は一切しません!」というB社工事総額90万円の会社であり続けたいと思います。
地域やネット上の相場を意識して価格は可能な限り明確化いたします。プロの目から見た10点と8点の2点差で10万円の価格差があるよりも、「屋根は雨漏りがなければ良いのでは?」と思ってらっしゃるお客様に、ハウスメーカーで培った屋根材毎に設けられた施工マニュアル順守、近隣様にご迷惑をお掛けしないための応対と対策、ロングサポートをお約束できる材料、そしてルーフワークスだから設定できる価格で屋根のリフォームを提供させていただきます。
屋根のリフォームを主力事業にした当社ルーフワークスとしましては、特に地元川崎の皆様に安心価格でご提供できるように日々努力しています。
3・技術への想い
2001年、自分のこだわりが詰まったバットと自分の掌よりも自在に動くグローブを小脇に抱えながら海の向こう側へ。0.1㌧を軽く超えるような大男達に混じり、ベースボールに野球で挑んだイチロー選手。
2012年、栄光と名誉をしまいこみ、想い出が詰まったシアトルに別れを告げて、夢と希望と技術を一杯詰め込んで一路NYへ。
2015年、厳しい現実、ファンが待ち受けていたNYから、悔しさと失意と覚悟を持ってマイアミへ出陣。
2018年、彼を世界のイチローにした米国の故郷でもあるシアトルに凱旋、しかし彼をスタンドから支えたエイミーさんのイチ・メーターとバットは全く動かなかった。
そして2019年3月21日、来るべき時が来てしまった。彼を生んだ我が国日本において、プロのアスリートとして野球選手として引退。私は不世出で類まれなる唯一無二の才能を宿したイチロー選手が大好きでした。人間的にもそうですが、彼には格別な尊敬の念を今も抱いております。彼の代名詞、それは技術です。彼のキャリアを支えていた要素は様々ですが、代名詞的に考えますとやはり技術に尽きると思います。
力は年齢に比例しますが、技術自体は劣化しません。
体は衰えるが技術は衰えない (サッカー日本代表に辛口で有名なセルジオ越後氏の言葉)この言葉は腕(技術)で飯を食っている仕事人の心に響きます。体力、精神力、視力、判断力、等々語尾に力という字が付くものは、人間誰しも年齢と健康状態によって衰えるものです。衰えのスピードを抑制することはできても、止めることはできませんし、ある程度、年齢を重ねた人間において力が減ることはあっても、増すことは普通に考えればあり得ません。
ですが技術というものはその手その体に宿すものであり、増すことはあっても減ることは無いと私は考えています。交渉術、話術、手術、等々術が付く言葉は正に自分に宿すものだと考えています。生半可な技術への追求であれば、その手にその体に宿したつもりで覚えたはずのナンチャッテ技術はすり抜けていきますが、歯を食いしばりながら踏ん張り、自分の技術の無さに嘆き落胆しながらも前を向き、努力した結晶はいつしか技という華を咲かせます。
勝手に手足が動き、力加減は程良く、動作はより自然に、そして脳内回路は経験も合わさってパターン化され明確に答えを出してくれます。技術を支える力は衰えようとも、そのもの自体は衰えません。
人の真似からスタートした技術への飽くなき探究
私は小さな頃から人の真似をするのが得意でした。担任の先生や有名人や著名なスポーツ選手。他人を観察するのが好きな面があるのかもしれません。「なぜあんな加工の仕方ができるのだろう」「何でこんな綺麗に仕上がるのだろう」「どうやればこの形にできるのだろう」私の頭の中は日々クエスチョンマークで飽和状態。
私は「とりあえず真似をしてみよう」というところから始めてみました。師匠や先輩方の手の動きや体の身のこなし方、作業中の足の進め方やひいては仕草まで。もちろん真似をするだけでは意味がありませんが、仕事は誰かの真似から始めた方が成長が早いと思います。
そして未だに「真似をする」という癖はあり、「このやり方は早いし綺麗だな」「こっちの方が雨漏りしないと思う」「これは良い収め方だ」と感じた時は自分の技術に取り込んでいます。
「仕事ができる人間になりたい」と願うこと
「仕事は目で盗むもの」と昔からよく言ったものですが、私くらいの年代になるとさすがにそういうこともなく、師匠は色々なことを教えてくれました。仕事ができない人間に、今持っている技術、実力以上の仕事をやらせると無駄が生じやすいもの。失敗した時の材料自体、その材料費、かなりの時間費やしてやっと終わらせたと思ったら「こんなやり方じゃダメだ」と言われて最初からやり直すその時間。
故に「仕事は目で盗むもの」という昭和の教えは、どうせ最初は何もできないのだからとりあえず見てろの裏返しでもあると思います。ですが私の師匠やお世話になった先輩方は積極的に触れさせ、考えさせ、実際に作業をさせてくれました。
彼等のおかげで失敗しながらですが、その手に確かな技術を宿すことができたような気がします。
これからは次のステージに必要になる技術を宿していきます
今までは現場の仕事の技術習得に命を懸けてきました。知識、経験、技術と今まで培ったものはこの手と頭の中に確かに宿っています。それらをネクストステージに活かすため、”職人によるファーストコンタクト、職人による応対、職人による提案、職人による屋根のリフォーム、職人による万全のアフターフォロー”を旗印にルーフワークスを設立いたしました。
直訳しますと「屋根の仕事」、職人の兄弟の私達らしい会社名だと思います。次のステージ。それは当社で地域のお客様からご依頼をいただくことから始まり、丹念な現場調査から相場を意識したお見積書作成、金額と是正ポイントをお互いに確認した後、お打ち合わせ通りの安全で屋根材メーカー支持通りの施工、何事も無く無事に完工させて、お得な決済方法で滞り無く屋根のリフォームを提供することです。
「こんな会社にしていきたい」と思う創造と革新と少しの忍耐を伴って、我が手に確かに宿る技術を屋根のリフォームを地元川崎のお客様に提供し続けていきます。