屋根のリフォーム・葺き替え!どこに頼むと吉?屋根専門業者編。
2015年5月17日
屋根のリフォーム・葺き替え!どこに頼むと吉?と題しましてシリーズでエントリーしてきましたが、最後は弊社ルーフワークスのようないわゆる専門業者にフォーカスしていきたいと思います。
まだお読みでない方々のためにリンクを貼っておきますね。
専門業者とは?
建築業には元請けと呼ばれるお客様から直々にお仕事を請け負う会社があります。
例えば工務店やハウスメーカー、リフォームにおいてはリフォームショップやリフォーム会社が元請けにあたります。
その元請けが全ての施工をできるわけもなく、いわゆる下請け業者に仕事を卸していきます。
専門業者=下請け業者と言っても良いかもしれません。
例えば鈴木様という方がいらっしゃって40年経った自宅を建て替えたいと考えた時に、工務店やハウスメーカー、設計士や建築士にご自宅の建て替えを発注します。
工務店やハウスメーカーは大工を抱えていますから、家の構造物自体は建てれます。
しかし屋根や外壁、部屋内の設備関係や水道や電気は、大工ではできません。
屋根は屋根屋(瓦屋、鈑金屋)、外壁は左官屋やタイル屋やサイディング屋、生活インフラであるガスや電気や水道は設備屋や水道屋や電気屋と、1棟の住宅を建てるのには多種多様な専門業者が存在しております。
リフォームにおいての専門業者というのは例えば水回りでしたり、外装(屋根や外壁や塗装)周り、こちらも新築と同様にありとあらゆる専門業者がおります。
屋根専門業者にリフォーム・葺き替えを発注するメリットは?
これはもう第一に価格だと思います。
全ての仕事に言えるとまでは言えませんがお客様と現場で施工する職人の間に人や会社が増えれば増えるほど、お客様の目的であるリフォームや修繕というのは価格が嵩むのは想像に難くないと思います。
例えば…
佐藤様という方がいらっしゃってキッチンを新しくしたいとします。
佐藤様はその目的達成のためにCMや広告で有名なリフォーム株式会社(仮名)という業社に発注したと仮定します。
その有名な会社自体に腕の良い経験豊富な施工陣を直手(社員や契約社員)として抱えてるとすれば、この場合は佐藤様と現場の職人の間にはリフォーム株式会社1社が入ることになり、現場の職人の人件費、手間賃+システムキッチン仕入れ代+運送費+諸経費+リフォーム株式会社の利益=佐藤様お支払い額となります(かなり大雑把な仮定ですが)。
ではこのリフォーム株式会社が自社施工を行えない体制で、いわゆる先述の下請け業者にシステムキッチンの入れ替えをさせた場合はどうでしょうか?
下請け業者をルーフワークスにしてみましょう。
その場合は、現場の職人の人件費、手間賃+システムキッチン仕入れ代+運送費+諸経費+ルーフワークスの利益+リフォーム株式会社の利益=佐藤様お支払い額となります。
1社増えれば会社の利益を乗せないわけにはいきませんよね。
要はいわゆる中間マージン的な金額が発生します。
もちろんリフォーム株式会社はルーフワークスに対して現場管理や施工後の確認、お客様の対応や工程管理やお見積りやご請求等の事務作業がありますので、リフォーム株式会社としての利益を乗せるのは当たり前。
ではルーフワークス自体は現場管理や施工後の確認、お客様の対応や工程管理やお見積りやご請求等の事務作業等ができないかと言いますと、もちろんそんなことはなく問題なくできるわけです。
専門業者に依頼すれば中間マージンはなるべく抑えられます。
建築業の下請け業者というのは自動車産業のような、要はパーツや部品を納品しているわけではありません。
専門業者それぞれの仕事自体が1つのサービスであり、独立したものを組み合わせることで住宅という住処が出来上がるのです。
ただこれは新築のお話。
リフォームの場合は外装周り以外(仮設足場代が勿体無いので外壁と屋根を分けるより1回で終わらせればお得です。)は、時間差で壊れたり修繕が必要になるものです。
それであれば総合的な工務店やハウスメーカーに依頼せず、専門業者に対して分離発注をお客様がすれば中間マージンは削れるというのが弊社ルーフワークスのご提案です。
屋根であれば佐藤様から直接ルーフワークスへ。
もう1つ!
先述ですが仮設足場の代金は結構バカにならないところがあります。
ですから外壁の塗り替え+仮設足場や屋根のリフォーム・葺き替え+仮設足場ではなく、外壁の塗り替え+屋根のリフォーム・葺き替え+仮設足場といったように、外装は一緒にメンテナンスをしてしまうことで家自体の生涯掛かる仮設足場代金を減らすことができます。
仮設足場自体を必要としているのは我々業社であり、お客様の目的達成のためにも必要ではありますがそれ自体は何を生むわけではありません。
1件の家の生涯において仮設足場を何回掛けるかで数十万違います。
この辺のお客様の身になった提案ができてこそ、プロといったところではないでしょうか。
外装リフォームにおいては是非に一気にメンテナンスしてしまいましょう。
まとめますと、要はリフォームや修繕等を発注する時は自社に施工能力があるところを選びましょう!ということを私は言いたいのです。
屋根専門業者にリフォーム・葺き替えを発注するデメリットは?
メリットがあれば表裏一体でデメリットがあるのは付き物です。
この場合のデメリットとしましては、自分を自分が管理しなければならないことがそれにあたります。
例えば、佐藤様が屋根のリフォーム・葺き替えをリフォーム株式会社に発注した時と、その下請け業者であるルーフワークスに佐藤様が直接発注した時を比較しますと、先述のマージンのお話でご理解いただければ価格はルーフワークスに直接発注した方が安価に済みます。
ですが価格は安くても佐藤様の目的達成である屋根のリフォーム・葺き替えにおけるメーカーマニュアル順守事項や施工後の仕上がりを確認する目が1つになってしまいます。
いわゆる二重チェックができないという弊害があります。
もちろんのこと分離発注で末端の専門業者に直接依頼しても自分を確りと管理・確認できる施工店であればその弊害はありません。
ですがこれを屋根のリフォーム・葺き替えをご検討されてるお客様に、何かしらの方法で可視化する術が弊社ルーフワークスにでさえございません。
そういった意味で言いますと、工務店やハウスメーカー経由で発注した時のほうが安心という観点で言えば価格差があろうともお客様にとってはメリットがあるのかな?とは感じます。
これに関しましては工務店やハウスメーカーが厳しいチェック体制を持っているということが前提です。
少し誤解を生みそうな言い方になりましたが、弊社は工務店やハウスメーカーにおいてもクレームの類は一切ありませんし、ルールを破ったりマニュアルを順守しなかったりといったことは天地神明に誓ってございませんが、可視化や証明はできませんのでお客様目線で見る唯一のデメリットとして素直に感じることを記載しておきます。
ただ屋根屋という職業は結果として雨漏りがするか?しないか?で手抜き工事や欠陥工事と直ぐに分かりますので、それなりのキャリアを持っている職人であればそういった工事はしないものなのです(当たり前ですが…)。