施工例・お客様の声

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横浜市瀬谷区I様邸ニチハパミール不具合対処葺き替え工事(表面割れ、浮き上がり、釘の錆有り)

施工時期 2016年10月13日〜10月16日
屋根工事㎡数 85.7㎡
屋根勾配 寄棟5寸
工期 2日
既存屋根材 ニチハ社パミール
新規屋根材 コロニアルグラッサグラスブラウン
受注経路 弊社サイト
工事総額 (消費税込み) ¥975,996
〈現場調査当日〉

本件は築14年ほどの注文住宅で、屋根材はニチハのパミールです。

築10年未満の時にご近所で工事をしていた工事関係者から「屋根が何かおかしいですよ。」とアラートされましたが、まだ築浅ということもあり、あまり気にも留めずに時が流れ築14年ほどしたある日に、お隣様から「以前から気になっていたんだけれど、何か屋根がおかしいですよ。」と言われ、お客様がネットで見つけた弊社へ無料点検を依頼、という経緯でした。

メールで現場調査の日程を決めるなどしながら屋根の現状を事細かに伺っている時から「多分ニチハのパミールだと思います。」とお伝えしておりましたが、点検当日にお客様宅が近づいてくるにつれて「多分」が「確信」になるあの感覚は、毎回毎回残念で落胆を通り越すものがあります。
多分、弊社のみならず他社施工店等も同様だと思いますが、パッと見で判断が付いてしまうくらい甚大な損害を受けているニチハパミールを葺いている屋根は、かなりの距離からでも「それだ」とわかってしまうものです。
お客様へのご挨拶と名刺をお渡しして早速屋根の点検開始です。

 

〈現場調査当日〉 ルーフワークス二代目...高所恐怖症...現在高3です。

今回はスタッフ同伴ではなく諸事情から私の息子を伴っての現場調査です。(汗)
弊社の無料点検、現場調査はお客様がお休みが多い日曜日等で実施している関係上、スタッフが休日出勤できない場合は稀に息子を帯同させていますが、元々高所恐怖症であり、極度のビビり性も相まって弊社は私の代で粛々と解散となる予定でございます。(笑)

そんな息子に脚立の根本を押えてもらって屋根に上り調査開始です。

…いつ見ても本当に酷い光景が広がります…。

〈施工前〉 ニチハパミール以外の屋根材は、経年劣化由来だとしてもこういった損傷具合にはなりません。

かなりの損傷を確認。
いつ見ても本当に酷いです。

〈施工前〉 既に下端やスリット部位の欠片が屋根に散乱。

こちらが北面。
そこら中で浮き上がりやミルフィーユ現象、クラックを確認。

〈施工前〉 各所で浮き上がり等を確認。 ただ、当該物件は他と比較して損傷が著しく見られない方です。

一通り屋根を細かに点検してリビングまで通していただき、先ずは現在の状態をご報告。
現状に対してどういった工事が必要か、そしていくつかある工法やそれに最も適した屋根材は何か、等々を軽くご提案とお打合わせをさせていただいて現場調査は終了。

実は外装工事、とりわけ屋根のリフォームや葺き替え案件においては、こういった現場調査や無料点検の結果に沿ったお打合わせが非常に重要なのです。

お客様はどういった方なのか、どういう事でお困りなのか、どうして欲しくて弊社に依頼をしたのか、事細かに一々お聞かせいただきながら、同時に私の脳内は本件においてはどうしたら最善なのだろうかと思案し、対処工事として最も適しているのはどの工法なのかと答えを出す作業はこの日から始まるのです。

〈施工中〉 迎えた工事乗り込み日。

屋根葺き替え工事に必要な仮設足場設置からスタートです。

本件は既に10年を超えている物件ということもあり、いわゆる外装メンテナンスを行う時期でしたので、仮設足場をせっかく設置するわけですから、サイディングやサッシ廻り等のシール工事と外壁塗装工事をパッケージでご提案さし上げました。
同時に広いバルコニーがありましたので、こちらも適切な時期と判断してメンテナンスを実施することに決定いたしました。

弊社は屋根専門と掲げてお仕事をいただいておりますが、葺き替え工事や屋根のリフォームを発注してくださったお客様のみ外装一式でリフォームを請け負わさせていただいております。
シール工事や塗装工事単体では受注しておりませんが、せっかくの足場設置ですし、外装メンテナンスのランニングコスト面からもメリットがございますので現在は対応させていただいております。

社長である私は仮設足場設置日や撤去日におきましては、交通誘導やご近隣様への配慮のために終日現場で監督さんが常です。

〈施工中〉 既存ニチハパミール撤去

本件の葺き替え工事のために来ていただいた職人は6名。
各々、自分の屋号を持つ一人親方の先輩や後輩や同僚です。
毎現場大変心強いですし、長年一緒に仕事をさせていただいている関係上、朝の打ち合わせだけ確りとすれば各々が適切に仕事をしてくれるので私は大助かりです。

朝8:00早速作業開始。

…相変わらずの酷さに声が出ません…。

剥く屋根材その殆どに、もはやデフォルトである水滴が散りばめられて、パミールを留め付けているはずの4本の釘はその殆どが錆びて朽ち果てています。
通常、スレート材の撤去にはバールを用いるのですが、釘頭の裏面にバールを引っ掛けてテコの原理で野地板に貫通しているパミール釘を抜こうとするのですが、上記の状況では抜こうとしてバールを起こした途端に丸い釘頭自体が潰れてしまい、上手く抜けることが稀なくらい抜けないんですよね…。

〈施工中〉 上の段のパミールを剥くと隠れていた下段のパミールの上下重なり部は殆ど水滴でいっぱいです。

この画像は水滴の有無がかなりよくわかるのではないでしょうか。
ちなみに他メーカーのスレート屋根材ではこういった事象は確認されておりません。
ニチハパミールのみに起こっている事象と言ってもよろしいでしょう。
画像右下辺に写っている茶色の丸いものが4本の釘の1つです。
誰がどう見ても錆びていますよね。
この釘の錆もニチハパミール特有です。

ちなみにですが他社スレート屋根材専用釘とニチハパミール専用釘はその長さに相違があり、他社の釘よりパミール釘の方が見た目でわかるくらいに長いのです。

稀にニチハパミールを葺いている屋根を剥がすと他社の釘を使っていることを確認するんです。
上記の理由から見た目で長さが違いますから間違うことはないのですが、他社の釘を使っていても概ね錆びているのです。
これはどういうことなのでしょうかね…。

水滴が上下重なり部や既存ルーフィング上に散りばめられていることを考えれば小学生でも答えが出ると思いますが、釘の質(メッキ処理)のせいでパミール釘のみ錆びるというのはなかなか苦しい感じが私はいたしますけれども、東証一部企業の公式見解ですのでこれはこれで尊重しようと思います。

〈施工中〉既存ニチハパミール撤去後

これで既存屋根材は全て撤去。
すっきり!

〈施工中〉既存屋根材を撤去後に綺麗に掃除。

工事の乗り込みより以前にクローゼットの天井に設置された点検口から小屋裏へ入り、屋根を象る野地板の現状は裏側から把握していたので、今回は構造用合板(12mmラーチ材)を増し貼りせずに新規コロニアルグラッサで施工という工法を選択。
少しでもコストカットに努めることが、世間一般的に20年は保つと言われながらかなり早く劣化した屋根を直すことになってしまったお客様に対してのせめてもの配慮だと思うのです。

〈小屋裏調査時〉錆びた釘

この画像が小屋裏調査を実施した時のものですが、パミール釘が野地板を貫通して釘先から屋根垂木に伝わって水が垂れているのが分かりますよね。
本物件の既存ルーフィングの質はあまり良くない類のものでして、仮にもう少し工事が先延ばしされていたら雨漏りの元となる事象を事前に発見しておりました。
こういった事象は直ぐに天井に雨染みを発生させるものではなく、経年で雨の通り道を作っていった後に野地板はもちろん、屋根垂木も損傷しかねない放ってはいけない不具合の元。
早めの点検はこういった事象を早期に発見できますし、対処する時間が早ければ早いほどローコストで是正工事ができます。
人間の体と同様で早期発見、早期対処が大切です。

〈施工中〉ルーフィング(下葺き)

屋根上を一斉清掃した後に屋根防水における最後の砦、二次防水であるルーフィングを敷き込んでいきます。
Pカラー等のグレードでもしばらくは心配がありませんが、やはり予算をケチらずにルーフィングはそれなりのものを選択してほしいところです。

〈施工中〉ルーフィング

弊社が手がける屋根のリフォームや葺き替え工事に関しましては、物件や予算の大小拘らず職人達の間で統一された施工マニュアルがございます。
「日本一”うるさい”」と言われる某ハウスメーカー最大手の施工マニュアルがそれでして、こちらを職人間で共有してそれに沿った施工で全て作業しております。
この施工マニュアルも慣れれば難てことはないのですが、知らない職人、やったことがない人間からすると面倒くさいことばかりですし、事細かなに全ての決まり事が存在していますので手間はそれなりには食っていきます。

〈施工中〉換気棟開口を新設

本件は既存で換気棟が設置されていなかったため弊社が新設をご提案差し上げました。
もはや屋根に換気棟は付き物で、軒裏で換気していても家の一番高い位置は屋根なわけですから、小屋裏内の熱気を可能な限り逃がすには最適だと思っています。
もちろんこちらの開口部から雨漏りすることはシステム上ございませんので、どうぞご安心くださいませ。

〈施工中〉荷揚げ

本件でお客様にお選びいただきました屋根材はケイミュー社のコロニアルグラッサです。
お色はグラスブラウン。
これを葺いていきます。

〈施工中〉雪止め金具取付

雪止めは全面で取付。

〈施工中〉葺き上げ

4本の釘で確りと留め付け。

〈施工中〉隅棟部FCコーナー取付

弊社が寄棟の屋根を施工する場合は、特段の理由がなければ必ず差し棟仕様にしております。
棟包みを使うよりも段違いに雨仕舞もいいいですし、貫板を使わないので確りと施工すれば飛散等は絶対にありえません。
そして何と言っても、寄棟特有の屋根の末広がりがすっきり見えて格好がよろしいと思います。

〈施工後〉本棟と隅棟の取り合い

そして私を含めた6人の7時間の努力と情熱と結晶がこちらです。
案件発生から約半年、途中で”某社の中の人”とお客様を交えて”様々話し合った”りもしたので、完成までには時間がかかりましたが、全て報われるのが最後の釘を打ち付けて掃除を済ませた時です。
毎回毎度ですが一緒に作業してくれた仲間はもちろん、自分にもこの時ばかりは自らを褒めてもいい、そんな風に感じさせる私達の仕事です。

〈施工後〉平部

コロニアルグラッサのグラスブラウンって陰影ができて綺麗な屋根に仕上がる印象です。
くっきりとするというか。

〈施工後〉大棟換気棟付近

換気棟も取り付けてこれでバッチリです。
よくできました。

〈シール打ち替え施工中〉サッシ廻り

こちらは外壁塗装のためのシール打ち替え。
弊社は塗装屋ではなくちゃんとシール屋に施工してもらっています。
餅は餅屋ですし、専門職の活躍の場を広げていきたいです。

〈塗装工事施工後〉サッシ廻り

塗装工事も無事終了。

これにて本件の外装メンテナンスは全て終了です。

〈お客様〉

お客様が大変協力的で全面的に信用信頼いただいたからこそ、”この結果”は出たのだろうと思っています。
様々、守秘義務があるので詳細は控えますが、トータル的に考えると大手リフォーム会社にはできないことをやっているので、自分で言ってはダメなのですが割安だと自負をしております(笑)

これからも1年、3年、5年と最長10年までは2年毎の無料点検付きでアフターサポートも確りと実施してしていきます。
お仕事をいただいて工事が終わったら「はいさよなら〜」ではなく、「今後ともよろしくお願い申し上げます。」の気持ちです。

お客様、この度は弊社をお探しいただきまして誠にありがとうございました。
では1年後の無料点検時にまたお会いさせてくださいませ。

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